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by majilife

小林興起氏の言う移民活用論に唖然!

某テレビ番組の討論での話。

介護の問題、少子化による労働人口の減少に関して、新党日本の小林興起氏が

「移民を入れればいいんですよ!介護にカネがかかる現状は移民を活用すれば安くなるんです。労働人口も増えて税収も増えます。日本が移民に開かれてないからダメなんだ。」

なんて事を言っていた。

あきれた浅知恵だ。

移民大国と言われるアメリカでも、実際には移民を制限している事を知らないのだろうか?

単純労働者として移民を受け入れると大変な事になるという事を、欧米諸国は身を削って体験してきた。

国内の労働市場の値崩れが始まり、職場を奪われ無職となった国民が大量に発生し、その不満は移民達に向けられる。つまり移民を攻撃する加害者としての日本人が発生する。

また、介護を安く提供する為に移民を活用すると言う彼の発言は、移民は日本人よりも安い賃金で働くのが当然だという事であり、これを差別意識と言わずしてなんと言う?

安い賃金しか貰えない移民達の生活レベルは低く、そこから脱出するのは難しい。なぜなら日本の教育費は高く、貧民層には十分な競争力を持つだけの教育を受ける事は難しいからだ。

結果として移民によるスラムがまるでニューヨークのハーレムやイーストハーレムのように出現する。その治安の低下に日本の警察は対抗する力があるのか?そこにまわす予算を小林氏は計算していないようだ。

また、移民を受け入れるという事は、彼らに日本語教育を受けさせるという事である。

アメリカではこうした英語教育プログラムを移民に提供するコストをどう削減するかに頭を痛めているのだ。一体日本語を移民家族全員に受けさせる為の施設は日本国内にいくつ必要だと考えているのだろうか?そこで教える教師の養成は?人件費は?

喜ぶのは学校を建設する大手ゼネコンだけではないのだろうか?

さらに小林氏は「海外にも日本語学校をどんどんつくれば良い。」などと思いつきを公共の電波にのせていたが、そのカネはどこから出るのだろうか?

アメリカでもどこでも、移民を受け入れる時には、国内で不足している「高度な技能を持った人材」を選択するようにしている。

例えば、通常アメリカで就職する際によく利用されるH1-bというビザは、4年制大学卒かそれと同等の能力が認められ、かつ、職種がアメリカ国内で不足していると認められるコンピュータ技術者などに限られる。

例えば、英文科卒業でただの事務員として就職するつもりなら、ビザはおりない。なぜなら、アメリカ人でその仕事はできる人がたくさん居る事が明白だからだ。

例外的に、例えば業務遂行に日本語が必須であるという事が証明出来たりするのなら、ビザがおりる可能性は出てくるが、そういう形で不必要な移民を出来るだけ入れないようにしているのだ。

小林興起氏の移民活用論は大変危険だ。

もしも単純労働の系統で移民を大量に受け入れるつもりなら、日本人は治安の低下を覚悟する必要がある。

たとえそのつもりが無くても、

1)安い賃金で働かせ、それが為に
2)十分な教育を受ける事が難しく、それ故に
3)貧民層からの脱出が次世代においても困難となれば、

そこにはスラムが発生し、憎しみの発生しやすい社会が出来上がる。

一度そうなってしまってから移民を追い出す事は出来ない。2世は日本でしか生きられないのだ。しかし、治安悪化が移民の流入によるものだという事になれば、必ず日本人の一部は移民排斥を希望する。そんな日本人の姿を小林氏はみたいのだろうか?

小林興起氏には最初から何も期待していなかったが、この発言で失望すら無くなってしまった。
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by majilife | 2005-09-07 03:26 | 怠れば全身バカになる